※取材記事のアイコンがついている企業様は
リンクス・ハブのスタッフが取材し、
記事として掲載しているタイプです。
2012/03/15 update
世界のファッション・モードでも活躍する伊勢型紙メーカー
OKOSHI-KATAGAMIの特筆すべき特徴は、二次元・モノトーンという制約の中、影・日向を駆使し、紋様を立体的に表現する工夫がなされています。
『紙を彫り抜く』という手法から生まれる繊細かつ優しいタッチの意匠は、油絵、水墨画や、版画とはまったく異なる世界観を表現しています。
2010年1月、パリにて『メゾン&オブジェ』に出展。出展カテゴリーは『プロジェ』、そこには欧州の建築家、インテリアデザイナーが数多く来場しOKOSHI-KATAGAMIは絶賛され高い評価をいただきました。
OKOSHI-KATAGAMIは今迄人々の目に触れる機会が少なく、且つ伝統工芸というくくりで紹介されてきた故に影のイメージが色濃くありましたが、その折での紹介手法によりその秀でた意匠性に光が当たり、その美しさを多くの方々に知っていただき、その美が再認識されました。その様子は弊社のショールームにて再現しており、その空間にて多様なイベントを催しています。
そして、2011年2012年には同じくパリにて『プルミエールヴィジョンINDIGO』に出展し、そこで販売した弊社の意匠・文様は世界のファッション・モード発信に貢献しています。
弊社はOKOSHI-KATAGAMIのサプライアーとして紋様・意匠を提供することにより、新たな可能性と付加価値の高い製品をサポートすることを目的としています。
(株式会社 オコシ型紙商店)
2011/12/09 update
環境と意匠。他分野の取り込みで海外と闘うイスメーカー
3社のプロが共同開発したエコプロダクト
カラフルな子ども用の折りたたみイス。よく見ると管の部分が紙で出来ている。木製とは異なるあたたかみがあり、なんとも程よい親近感を感じてしまう。
名前は「HECMEC(ヘックメック)」。Heartful Ecology, Message and Education for the Children of the futureの頭文字から名付けられたエコプロダクトだ。このHECMECの販売元、株式会社サンケイは、イスの製造メーカーとしては早くから環境への企業活動を続けている三重県の企業。2009年に発売されたこのHECMECは、「エコプロネット」を通して集まった、株式会社コボ、株式会社フルハシ環境総合研究所、そして三惠工業株式会社(株式会社サンケイの製造部門)の3社が共同で開発した環境にやさしい折りたたみイス。
2012/02/14 update
経済産業大臣指定伝統的工芸品として認められた「鈴鹿墨」
古法を忠実に守りながら魂身製錬し、現役ではたった一人の伝統工芸士、伊藤亀堂によって製造しております。
鈴鹿墨は、地理的、及び気候風土の諸条件に恵まれているため、作品創作時の墨の発色が良く、上品で深みがあり、基線とにじみが見事に調和します。
さらに現在の鈴鹿墨は、墨下りが大変なめらかで書道愛好家に幅広く使用されております。
また、鮮やかな色調の色彩墨「雪月風花」を業界で初めて考案。「雪月風花」はそれぞれ濃墨にすると艶のない落ち着いた純墨ですが、 10倍~30倍に薄めると、色鮮やかな8色の彩が現れます。絵てがみ、水墨画、その他創作など、多用途にお使いいただけます。伝統的工芸品「鈴鹿墨」を守るとともに、このような新しい墨にも挑戦を続けています。
(有限会社 進誠堂)